玉川の特徴
変化が面白い玉川
長持ちする玉川
食中酒の玉川・旨みの玉川
育つ玉川
温度による変化が楽しい玉川
玉川の適温は高め
燗の一般論と玉川のお薦め
- 「日本酒の温度を上げすぎると味が崩れる」
- 「一度燗をつけた酒は冷めると不味くなる」
- 「生酒は燗にしてはいけない」
- 「大吟醸クラスの酒は燗にしてはいけない」
1と2に関して言えば、そういう酒が存在するのは事実ですが、玉川のほとんどの酒はそうではありません。一般的には、熱い燗酒は味が荒く、きつくなるイメージを持っている方が多いようですが、玉川の酒では逆の現象が起こるケースがほとんどです。ぬるめの燗をつけると味が固く、苦味や渋みが目立つ傾向があります。ところが、しっかり温度を上げると逆に優しい旨味が膨らみ、味の輪郭が柔らかくなります。
一般的に「飛び切り燗」の温度は55℃と言われますが、玉川の燗つけマニュアルが存在するなら、この温度は最低ライン、燗の入り口に過ぎません。しっかり熱くし、冷めながら変化する味を楽しむのがお薦めです。
燗の温度も嗜好で決まりますので、正解はありませんが、木下酒造のスタッフが玉川の酒をヌル燗にして飲むことはほとんどありません。
3と4に関しては、生酒と吟醸(特に大吟醸)の酒の中には、冷やさないと味の輪郭がぼやけ、美味しくないものが多くあります。玉川はというと、このタイプの商品でも燗にして楽しんでいるお客様は少なくありません。恐れずに、一度お試しください。
いずれにしても、“正解”はありません。色々な温度帯で遊んでいただき、変化を楽しんでいただければ幸いです。